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DVが理由で離婚、慰謝料や養育費ももらえず… 泣き寝入りするしかないの?

 昨年1月に夫のDVが理由で離婚しました。親権は私が持っていますが、慰謝料や養育費はもらっていません。支払いに関しても私名義だったため、督促は私に来ています。私も元夫も生活保護を受給中です。弁護士には、保護世帯の元主人からお金を取るのは無理だと言われました。私は泣き寝入りするしかないのでしょうか。

今よりもよい明日へ、一歩一歩進もう

 厳しい状況の中、お困りのことでしょう。生活保護を受給中とのことですが、督促が来ているという「支払い」には、どのようなものがありますか? 通常、受給した生活保護費の中からローンを返済することは予定されていないはずです。もし、多額の負債があるのでしたら、思い切って自己破産も検討されてはいかがでしょうか。
 自己破産は非常に悪いイメージがあるかもしれません。しかし、ここは明るい将来へ向けての転換点であり、むしろ「権利」だと私は考えています。免責が認められることで負債が基本的にゼロになります。少し余裕ができたところで、慰謝料や養育費の請求も不可能ではありません。生活保護を受給中の元夫から多くを得ることは確かに難しいですが、子を扶養する義務がありますので、家庭裁判所で調停を起こし、元夫の現状を確認するなどして解決方法を探しましょう。もし元夫に収入が得られる兆しがあれば、たとえ何千円かずつでも請求してみてはいかがでしょうか。なお、元夫からいくらかでも得られた場合、生活保護費の受給額が減額となったり、返還を求められることもあるので、調整は必要ですね。
 一歩一歩進めていき、今よりもよい明日へと目指していってはいかがでしょうか。お子様も、お母さんの前向きな姿を見ることで、頑張って成長するパワーを身につけていかれることと思いますよ。

今週の指南役

南谷敦子
南谷綜合法律事務所代表弁護士。九州大学法学部卒。平成19年同事務所に入所。福岡県労働委員会公益委員をはじめとした様々な委員も務める。

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