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オンナの指南書

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修復に出した百年ものの美術品が無惨な姿に… 少しでも元の姿に戻すには?

 祖父からもらった、べっ甲に金蒔絵が描かれた100年くらい前の皿が虫食いになり、夫の姉が知り合いの技工士に補修を頼んでくれました。最近 戻ってきたのですが、蒔絵の金まで全部はがれて見る影もありません。苦情を言っても居直り、修復方法に関しても知らん顔です。義姉は自分の責任とは言うけれど、解決策を考えている風でありません。少しでも元のように補修したいのですが、どうすればいいでしょうか。(66歳女性)

「お祖父様の思い」を何よりも大切に

 とても残念なお話ですね。法的には、お姉様と技工士との間でどのような契約が締結されたかが重要です。技工士が確かな技術を持ち、確実な補修を前提に仕事を請け負ったのであれば再度補修を求めることができますが、一方で報酬を払う必要もあります。しかし、その技工士がもとより技術を持たなかったのであれば、そもそもそのような人に頼んでしまったことに落ち度がありそうです。
 専門家を探し、あなたご自身で確実な補修ができるか相談をなさった方がよいでしょう。その場合、お姉様に対しては、無責任な行為の結果、損害を被ったということで、法的には損害賠償の請求も考えられますが、ご主人のお姉様ですし、お金の問題は慎重にする必要があるので、ご主人ともよく相談なさってください。
大切なお皿ですが、形あるものはいつかは朽ちて壊れてしまいます。これを「諸行無常」の教えであるという人もいます。あなたがお皿やお祖父様の思いを大切にする優しいお心が、一番なのかもしれません。

今週の指南役

南谷敦子
南谷綜合法律事務所代表弁護士。九州大学法学部卒。平成11年弁護士登録。福岡県労働委員会公益委員をはじめとした様々な委員も務める。