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オンナの指南書

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電話応対や雑用は女性がやって当たり前? 職場の“暗黙のルール”にうんざり

職場の“電話応対や雑用は女性がするもの”という雰囲気に嫌気がさしています。また、社員は休憩時間を割いて対応しているのに、なぜ役職者は休憩しているのかとも感じます。男女役職問わず率先して働こうという私の考えが甘いのでしょうか。(37歳女性)

“無意識の思い込み”の存在を認識して

あなたの考え方が甘いのではなく、時代における教育や多様な価値観に触れることが増えたのです。世の中には「無意識の思い込み(アンコンシャスバイアス)」というものがあります。上司からの指示はないのに「来客対応は女性がする」というのもその一つ。他には「高齢者は〇〇な人ばかり」なども代表的事例です。しかもアンコンシャスバイアスは無意識で行う早い思考で、脳にとって負担が少ないため、日常的に多く存在します。
まずは、「無意識に存在する思考がある」ということを認識(承認するわけではありません)した上で、自分ができることをすること。いっそ関わらず、自分がよいと思った行動を続けるのも一つの手です。たとえば「休憩時間は社員が対応する雰囲気だが、私自身は対応せずに休みをとる」。そうすることで、気持ちが切り替えられることもあります。
しかし、あなた自身がこの職場を改革したいと思うのであれば、一度アンコンシャスバイアスを職場の中で話題として取り上げ、他の社員の方々とも話をしてみるという時間をとるのも一つではないでしょうか。



今週の指南役

(株)夢をかなえる研究所 代表取締役 白石裕子
国家資格キャリアコンサルタントとして、しあわせファースト(Well-Being)な組織作り、コミュニティづくり、キャリア支援を行っている。


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