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DVで離婚した夫とかかわりたくないけれど… 養育費を請求するべき?

 奨学金とバイトと仕送りで大学に通う子供と、浪人生の子供の母です。DVが原因で5年前に離婚し養育費を取り決めましたが、支払いはありません。 長男は大学院に進みたいと言い、次男は負担をかけられないとあきらめようとしています。養育費をもらわなければ元夫とかかわらなくて済むと思い母子貸付の申請も考えましたが、知人から「子供たちも奨学金という借金を抱えるのだから借金だらけになる。弁護士に依頼して大手企業勤務の元夫に請求してみたら」と言われました。どうすればいいでしょうか。(50歳女性)

強い思いで、あきらめずに請求を

 DVが原因で離婚したのですから、あなたが悩み迷うのも当然です。お子様たちは、実に立派に育っておられますね。あなたが頑張った結果の宝物ですね。学費のためにも、養育費は請求すべきです。弁護士に依頼して請求してもらいましょう。
 養育費についての調停調書や公正証書がある場合には、未払い分も含め先方の給料の差し押えも考えられます。弁護士に依頼しなくても、養育費について調停や審判を行っていたならば、あなたが家庭裁判所に履行勧告を求めることができます。家庭裁判所が先方に支払いを勧告し、説得してくれます(ただし強制力はありません)。
 勇気を出してご自身で手紙を書き請求する方法もあります。お子様たちの近況を書いてもよいですし、用件だけ「○月分からの未払い養育費○月分、合計金○○円を○日以内に指定口座にお支払いください」でもよいのです。
 つらい過去からあきらめるお母さんもいますが、困難を乗り越え、請求を続けるお母さんもたくさんいます。すべてはお子様の健やかな成長を願う強い思いが勇気をくれます。どうかあきらめないでください。

今週の指南役

南谷敦子
南谷綜合法律事務所代表弁護士。九州大学法学部卒。平成11年弁護士登録。福岡県労働委員会公益委員をはじめとした様々な委員も務める。

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